2013年07月18日の一覧

夏になると・・・

夏になると、
海外で生活していて、
夏の間だけ日本に帰省される生徒さんが
レッスンに通って来てくれます。

Y君もその一人・・・

イタリア在住の彼は、お父さまはイタリア人、
お母さまは広島出身の方です。

昨年夏、初めて我が家にレッスンに来られ、
お母さまは大学の後輩であることが判明!
大学卒業後、歌の勉強にイタリアに行かれ
そこでご結婚されずっとイタリアで暮らしておられます。

イタリアは、6月中旬から夏休みに入るので
毎年6月下旬から日本に帰省され、
Y君はこの期間だけ日本の小学校にも通っています。

小学4年生とは思えない、背がすらっと高く
かっこいい男の子です。

昨年は1度レッスンをしただけでしたが
今年は「日本のコンクールを受けてみたい!」
と言うことで、ピティナにもチャレンジしました。

6月下旬帰国だったので、7月の予選2か所を受け、
無事両方とも優秀賞を頂きました。

1回目の予選の前日
「ねえ先生、明日は最初の曲を弾いて、
2回目の(予選の)時、もう1つの曲を弾くんでしょ。」
と聞いてきた彼・・・

「え!どちらも2曲とも弾くんよ。」と言うと
「え~!そうなの?」とびっくりしていましたが・・・

ちゃんと2曲弾いてくれてよかった・・・(笑)

で、予選を終わったY君にまず感想を・・・

「初めて日本のコンクール受けてみて、どうだった?」

「イヤフォンでぎりぎりまで何か聞いている人がいて、びっくりした。」

何をしているのか、不思議に思ったそうです。

それと
「みんなお母さんがこーんな箱みたいなのを持って・・・で何か付けてて・・・」

そうなんです。
イタリアの子供たちは、足台やアシストペダルなど
使わないらしいのです。

みんな足が届かない時は、ぶらぶらさせて弾いているそうです。(笑)
ペダルも、足が届くまで使わないようです。
(と言うか、日本ほど早くにピアノを始めないようです。)

Y君は背が高いので足台はいりませんが、
みんながセッティングしているのを見て
「僕はいいの?」と不安げにお母さんに尋ねたそうで・・・

それからもう一つ、チリリン・・・とカットベルが鳴るのにも
びっくりしたそうです。
イタリアのコンクールは、カットなどしないそうで・・・

そんな初体験づくしの予選を終えて、
今度は本選曲に取りかかっています。

本選曲には「ソナチネ」を選んでいるので・・・

まずはソナチネの説明からです。

「ソナチネはソナタの小さいものって意味よね。
 INEがつくと、小さいって意味になるんでしょ。」
と聞くと、「そうそう・・・」と頷き・・・

いろいろ教えてくれました。

GATTO(ガット)が猫で、GATTINE(ガッティーネ)が子猫ちゃんだそうで・・・

LIBRO(リブロ)が本で、LIBRINE(リブリーネ)はっちっちゃな本だそうです。

それから・・・

ドレミファソラシドってイタリア語なんですよね~・・・

なのでハ長調はDol maggiore,イ短調はRa minore です。

私も「ここはド マジョーレ・・・ここからラ ミノーレに変わったでしょ。」と
だいぶ上手に言えるようになりました。

最初のうちは「ここはC durだからね・・・」とドイツ語で言ってしまい・・・
あ!そうか~・・・ドレミでいいんだ・・・と思ったり・・・

・        ・        ・

来週には、トロント在住のEちゃんもレッスンに来てくれます。

Eちゃんは、この夏で確か3年目です。

背も高くなっただろうな~・・・
楽しみです!

夏は国際色豊かなのだ!!

2013年07月18日 | この記事のみを表示 | 5.生徒のこと | コメント(2)