浜松国際ピアノコンクール

2006.11.23

3年前に浜松国際コンクールの
ドキュメンタリーをテレビで見たときから
次回は行きたいなーと思っていたのです。

ちょうど東京での仕事のあとが3次予選・・・
ラッキーでした!

月曜日の夜、石嶺先生と合流!
まずは再会の乾杯から・・・

次の日から3次予選の見学です。

このコンクール
1次予選はバッハを含む20分のプログラム、
2次予選は邦人の新曲課題曲を含む50分のプログラム
そして3次予選はモーツァルトの作品を含む
リサイタル形式での60分・・・

1度演奏した曲は、他の予選では弾けません。

と言うことは、参加者は計130分のソロプログラムと
本選用のコンチェルト1曲を用意できていないといけないわけです。

それも、プログラムには
ベートーヴェン、ショパンはもちろんのこと
スクリャービンやラヴェルと言った大曲、難曲が並びます。

それに加え、参加者に10代の子の多いこと・・・

15歳、16歳でこれだけの曲をレパートリーとしているなんて・・・
このコンクールに出てくる人たちって
尋常な人たちではありません。

その中で3次まで残る人たち・・・

予想通り、完璧・・・以外言葉が出ない演奏ばかりです。

ただただ感激しながら聴き入っていました。

その中でも特に素晴らしかったのが、
イタリアからの参加者、アレッサンドロ・タヴェルナさん・・・

ピアノと言う楽器を完璧に知り尽くした上で
最高のパフォーマンスを引き出している・・・
そして、観客をいかに楽しませるか・・・

聴いているうちに、体温がぐぐ~っと上がってくるような
そんな演奏でした。
コンクールの1参加者ではなく、
完璧な(いやそれ以上の・・・)ピアニストです。

何故かコンクール曲が規定の1時間をオーバーし
本選には進めませんでしたが(何故こんなことになったかは・・・不明・・・)
石嶺先生と「いつか日本に来たら、リサイタル絶対行きたいよね。」
と話したのでした。

あとウクライナの17歳
ディナーラ・ナジャーフォヴァさんも素晴らしかった!
体の動きは最小限なのだけれど、
多彩な音色が聴く人の心を離さない・・・そんな演奏でした。

最後の最後で少し緊張感が持続できなかったかな?
そのあたりで本選に残れなかったのかもしれませんが、
大いに今後を期待できる方だと思いました。

そして日本人でただ1人、3次まで残った北村朋幹くん・・・

中学3年生の可愛らしい感じの男の子・・・
でも演奏が始まると、その集中力は素晴らしい。
繊細で透明感ある演奏に引き込まれて行きます。

なんと彼は名古屋の公立中学校の3年生だとか・・・

公立中学に通いながらでも
ここまで頑張れるのだ・・・ということは
これからピアノの道に進もうとしている多くの小学生の
良いお手本になってくれることと思います。

と言うことで、2日間堪能させてもらった浜松国際・・・

3年後も絶対行こうね!と石嶺先生と誓い合ったのでありました。

で・・・石嶺先生のHPを覗いて見たら・・・

きゃ~!2日間我々が食べ尽くした食事が~~!
⇒http://ongaku.lolipop.jp/diary06.html

デブ症って・・・ホント、そのまんまだわ・・・(笑)

私は怖くて体重計には乗っていません・・・

↓コンクール会場です。
 演奏中は撮影禁止なので、始まる前にパチリ・・・

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