クラシックプレミアム

2014.4.4

うちの夫は昔から
クラシック音楽には全く興味がなく、
私の車に乗ってクラシックのCDが鳴ると
さっとスイッチを切るような人でした。

それがそれが・・・何がどうしたのやら・・・
1年くらい前からやたらと興味を示すようになった・・・
なぜぇ~?

本人いわく・・・年を取ったから・・・だそうです。(^^ゞ

で、クラシックのCDやら、何故か昔のレコードやら
はたまたオープンリールテープ(って、皆さんご存知でしょうか・・・)まで
オークションで落としたりなんぞしながら聴いています。
(もちろん、それを再生する機材も買ってます。)

そして、最近はこんなものを買ってきています。

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隔週で発売されている、
小学館から出ている「クラシックプレミアム」です。

詳細は→こちら!

全50巻、CDと冊子が付いています。
1巻1200円!

作曲家もバッハからガーシュウィンまで多岐にわたり、
CDの画質も良いし、カラヤンやらクライバーやらウィーンフィルやら・・・
演奏陣も豪華っ!

そして、この付いている冊子がめちゃ面白いです。

久石譲、諸石幸生、岡田暁生氏などが書かれていますが
曲の解説も、音楽史も
読みやすくて非常に内容も良いです!!

例えば6巻の西洋音楽史6では・・・

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交響曲のことが書かれています。

要約すると・・・

交響曲を書くということは、クラシックの作曲家にとって
特別な意味をもっていた。
それは通常のオーケストラプログラムの「トリ」を飾れるからである。

その「トリ」は当然、コンサートを盛り上げて終わらなくてはならない。

演奏会とは一種の祭りであり、多くの人は音楽を通して
皆と連帯を深めたくて、「感動」を求めてやってくるものでして・・・

その交響曲の持つ特別なオーラを決定的にしたのは
ウィーン古典派の巨匠「ハイドン」「モーツァルト」「ベートーヴェン」の3人。

だがハイドン、モーツァルトには貴族的なクールさがある。

交響曲をして群衆を糾合するように高めたのは
何と言ってもベートーヴェンである。
こぶしを突き上げるような・・・あれです。

なのでベートーヴェンの音楽は
200年前の「We are The World」であり、
「頑張りソング」の原型であった。

その後のロマン派の作曲家たちは
この偉大すぎるベートーヴェンへのコンプレックスに苛まれ
交響曲を書くことに大きなプレッシャーを感じていた。
なぜなら、革命やナポレオンを経験した「タフなおやじ」に
かなうわけがないから・・・

なーるほど・・・と言う話が満載です。
面白いんですよ~。

最近では、隔週で夫が買ってくるのが楽しみになっています。

小学館から頼まれたわけではありませんが、
お勧めです!
この内容で1200円は安い!

ですけど・・・
これ50巻全部そろえて、
置き場所はどうするんでしょうね~・・・(-_-;)

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