課題曲説明会

2007.4.17

昨日、近くの楽器店主催で
中国ユースコンクールの課題曲研究会が
ありました。

講師は前田麻紀先生・・・

その中でとても印象深い話がありました。

こう弾けば良い結果がもらえる、というものは全くなく、
それぞれが、楽曲を深く研究した上で
「自分のバッハ」を作っていって欲しい・・・ということ・・・
 (中国ユースは課題曲がオールバッハ・・・)

それからそれに加え、最終的には
「自然な流れ」の中で演奏して欲しい・・・ということです。

これはとても納得のお話です。

数々のコンクールに足を運びますが、
やはり心を惹かれる演奏には、音楽の美しい流れがあります。

またとても印象的なお話をして下さいました。
「その、自然な流れを作れるようになるよう
 その子自身の『自然の質』を高めていって欲しい。
 そのためには、良い演奏をたくさん聴くことがとても大事」・・・

本当に大事なことですね、これ・・・

うちの教室でも、
是非行って欲しいコンサートのチラシは
目に付くところに掲示したり、案内分をつけて配ったりもします。

ですが、「行ってみます」と言われる方は
ごく一部・・・いつも大体決まった方です。

コンクールに熱心なお母さんでも、コンサートとなると
「すぐに退屈してぐずぐず言い出すので・・」とか「寝てしまうので・・・」と言って
積極的に行って下さらないことが多いです。

ただ、やはり「良い聴衆」になれない人は
「良い演奏者」には・・・なれないと思います。

たった1曲でも静かに聴ければよし、という気持ちで
諦めず、生の演奏を聴くチャンスを与えてあげて欲しいと思うのです。

また、生の演奏に限らずお家の中でも、
食事の時にはテレビを消して質の良いCDを聴くなど
良い演奏に触れる機会を増やしてあげて欲しいです。

「自然の質を高める」・・・とても大事なことです。
そして、これにはお母さまの協力が不可欠な部分でもあります。

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