一音へのこだわり・・・

2010.9.14

昨日は「ロシアンピアノ奏法」のセミナーでした。

実は
かれこれ17~8年前になるでしょうか・・・

この「ロシアン奏法」を教えてくださる先生が
広島に月1回来られていまして・・・

私も何年位かな~・・・2年くらい??
レッスンを受けていました。

最初はたった2つの音のレガート奏・・・
「ミ~ファ~」だったか・・・
そこから教えて頂きました。

あー、懐かしい。
その頃をふと思い出しました。

目から鱗のことばかりで、
「ピアノ奏法」に俄然興味が出たのはその頃です。

もちろん
ロシアン奏法=ピアノの全て
ではないけれど、
これを少し学べたことは
私にとってはとても大きいことだったかと・・・
今になってみて思います。

おかげで腱鞘炎に悩まさる生徒もなく
コンクールなどで音色を褒めて頂くことが多いのも
そのおかげだと・・・
ありがたい事です。

そしてこのセミナーで何度も言われたこと・・・
「一音へのこだわり」です。

たった一つの音を
どう出すか・・・
どんな音にしたいか・・・

先月、尾道の松本和将先生のサロンコンサートで
先生がこんなことをおっしゃっていました。

「ピアニストと言う人たちは
 ものすごい技術を持っていて
 どんな難曲でも弾きこなしてしまうし、
 ピアノがどんな状態であろうと、
 新しかろうと、古かろうと
 リハーサルがあろうと、なかろうと
 体調が良かろうと、悪かろうと
 どんなコンディションでも良い演奏をする・・・
 それがピアニストであり、
 逆に言えばそんな人でないと
 ピアニストとしては生き残っていけない・・・

 だけど、そんな何でもできる人だから
 何でもできてしまうかというと、そうでもなくて・・・

 たった一つの音を出すことに
 苦しんで苦しんで苦しみぬく・・・
 
 そんなこともあるんだと言うことを
 知って欲しい・・・」

う~ん・・・・

たかが一音・・・されど一音・・・です。

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