あと3回・・・?!

2010.9.28

昨日は、所沢から帰って
1時間後にはもうレッスンスタートでした。

来月発表会なので
休んでる場合じゃないんですよね。

生徒に
「今日が終ったら、あと3回しかレッスンないよ。」
と言うと
「え~~!」と言う声が・・・

私もそれを言いながら
「え~~!あと3回かぁ・・・」と
心の中で叫んでいる・・・(笑)

*   *   *

何だかわかりませんが、最近よく
「先生のところはコンクールにばんばん出る子とか、
 音大目指してる子ばかりなんでしょ?」
と言われ、のけぞることがあります。

そんなことはありませんよ~~・・・

確かにコンクール出る子も多いですし、
音大志望の子もいます。

ですが、趣味でのんびりやっている子もたくさんいますし
おうちが電子ピアノの子もいますし・・・
(さすがにオルガンやキーボードって子はいませんが・・・)

別に特別な才能を持ったお子さんだけ
集めて指導してるわけではありません。

ですが・・・
発表会となると・・・

私はどの子にも、
ステージに立つものとして、できる限りの演奏を要求します。
のーんびり趣味で・・・の子達にもです。

ただ「間違えずに弾けました。」ではダメ~!

どんなちびっ子でも、ステージに立ったら
1人のピアニストです。

お客さんを「苦痛」にさせるような演奏を
してはいけないのです。

なので発表会前のこの時期には
結構シビアなことを言ったりもします。

「何とかやっとこさ弾けたって感じよね。
 それで『わ~、すてきな演奏だった~』って
 聴いてくれた人が思ってくれるかね。」

そしてこんなことも言いますね。

「あなたの演奏を聴いて誰かが
 『あ~、つまんない演奏・・・早く終らないかなー』と
 思ったら嫌じゃない?」と・・・

みんな即答で「嫌だ!」と言いますね。

そう思われないためには・・・
「素敵!」って思ってもらうためには・・・

ただ弾けました。じゃダメなんですよね。

この曲の、こんなところが素敵でしょ~!って・・・

客席に語りかけれるほどでないと
だめなのです。

そして、もちろん
艶やかで、聴く人の心に響く美しい音で・・・

そのためには、そう言う演奏ができるように
意識を持って練習していかなくちゃ、だめなのです。

余裕を持って演奏できるまで
これでもか、これでもか、と弾き込んでいかなくちゃ
だめなのです。

今回は、ちょっとプログラムも
マニアックな曲(?)が多くなってしまったのだけれど・・・

みんなが知らない曲だからこそ、
「うわ、こんな素敵な曲が世の中にはあるんだ」
と思ってもらえる演奏をしなくちゃいけないのです。

そんなことを思いながら
激を飛ばしています。

で、私の叱咤激励に耐え、
うちのピアニストさんたち、
みんな頑張っておりますよ~~~!

是非みなさん、聴きにいらして下さいね!

来月、10月24日(日)13:00~

南区民文化センター ホールです~!

4.コンサート&講座 | コメント

“あと3回・・・?!”へのコメント(2)

  1. 1 ようこ 2010-10-04 / 13:41:30

    ごぶさたしております。
    この記事に激しく同感です。
    来月、うちの娘も発表会を控えており、それこそ「超趣味でのんびり」で、
    「間違わずに」すらアヤシイ人なのですが、
    私は「お客さんに苦痛を与える」ことはいけない、と言いきかせております。
    私のブログに一部記事をお借りするかもしれませんが・・・・ご許可いただけますでしょうか?

  2. 2 kiku 2010-10-04 / 15:07:47

    ようこさんの娘さんのところも
    発表会近いのですね。

    で、どうぞどうぞ!
    何でも借りてっちゃって下さい!