イェルク・デムス ピアノリサイタル

2012.11.17

昨日は、
イェルク・デムス先生のピアノリサイタルに
行ってきました。

バッハの平均律クラヴィーア曲集 
第2巻全曲演奏会の2回目です。

演奏曲目は、
平均律第2巻の13番から24番
そして最後に半音階的幻想曲とフーガ・・・

平均律ばかりの演奏会と言うのは
あまり行ったことがなく、
最近生徒が平均律を弾くことも多かったので
とても楽しみにしていました。

ま、楽しみと同時に・・・ちょっと怖くもあり・・・

デムス先生は、客席で咳払いをする方がいても
演奏をおやめになるような気難しいところもある方で
今までも、その部分でリラックスして楽しめない部分も
あるにはあったのですが・・・

いつものように、本番前
「咳の心配のある方は、出口付近の椅子にお座りになり
 出そうになったらすぐに退席して下さい。
 プログラムの音なども、充分お気を付け下さい。」とのアナウンスがあり・・・
ますます緊張・・・(笑)

ですが、登場されたデムス先生、
少し以前より、温和な表情になられたような・・・

何と来月、84歳になられると言うことです。すごっ!

演奏が始まり・・・

いや~、何と美しい!

12曲のプレリュード、フーガそれぞれが
それぞれの表情を見せてくれます。

それは、バッハ自身の神への敬愛であったり、
慈悲であったり、喜びであったり、祈りであったり・・・

きっと先生が何十年もこれらの曲と向き合い、
導き出した答えなのだろうと思いました。

そして一音一音、命を削るように演奏される姿・・・
神々しくも感じました。

バックがずり落ちないようしっかと抱え、
身動きもせずじっと聴き続けた約1時間半でしたが・・・

あの演奏を、生で聴けたこと・・・幸せに感じます。

もしかしたら、4月ごろ
平均律第1巻の連続演奏会があるかもしれません。

詳細が分かりましたらここでもお知らせします。

ですが・・・
4月と言えば、花粉の時期・・・

どうしょ~~、くしゃみが出たら・・・・(笑)

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