鳥取に行ってました。

2002.11.11

この土日は、鳥取中央のステップに行っていました。

土曜日、朝うちを出て新幹線に乗り、
岡山で伯備線に乗り換えて米子に向かおうとしたら・・・

なんと「倒木事故のため列車はかなりの遅れが生じる見通し・・・」
とのアナウンス・・・

慌てました~・・・
ステップは2時半集合、3時開始のプログラム、
果たして間に合うんだろうか・・・

すぐに代表の先生に電話をして、寒いホームで待つこと50分、
やっと列車が入ってきて乗り込みました。

途中中国山脈を越えるあたりでは大雪・・・

岡山では『高速バスを使えば良かった~~』と後悔してたのだけど、
きっと高速バスも雪で運休だったかもしれないなー・・・

やっと米子に辿り着き、またもや山陰本線を待つこと20分、
やっと乗りこんだ山陰本線も、単線なもんだから、
「下り列車を待ちますので、○分間停車致します~」と
あっちゃこっちゃの駅でいちいち長時間止まる・・・

思わず運転席に行って「すみません、急いでるんで飛ばしてください」
と言いそうになりました。(←タクシーじゃないってば・・・)

で、結局家からは6時間半もかけて、
ステップの行なわれる鳥取の東伯町と言うところにたどり着きました。
集合時間には20分遅れたものの、なんとか本番には間に合い、やれやれでした。

かなり時間に余裕持たせていたから何とかなったわけで、
やっぱり仕事の時はぎりぎりの予定を組んではいけない・・・
という良い教訓になりました。

それにしても、この山陰本線、本当にのんびりしてる・・・
すべて各駅停車のちっちゃな車両で、ドアも手で開けるんですよ。(^-^)

ただ、そんな田舎(失礼)で行なわれたステップですが、
レベルの高さはすごかった・・・

特に翌日の日曜日のフリーステップ・・・

東京芸大のバイオリンとチェロの学生さんが来られ
その2台とピアノとの「ピアノトリオ」が10曲もありました。

下はバイエル程度のちびっこ、
上は中高生のハイドンやメンデルスゾーンのピアノ3重奏曲・・・

どれも、たった2日前から合わせただけとは思えない、
素晴らしいアンサンブルでした。

この企画は、このチェロを弾く男の子がこちらの先生の息子さんで
「おかあさん、生徒にソロばかり弾かせてたらダメだよ。
早いうちから室内楽を経験させてあげないと・・・」
と言うアドバイスからスタートしたとか・・・

2日前からの練習は、先生であるこのお母さんは一切ノータッチ・・・

2人の学生さん達が、10人の子供たちをしっかりと指導してくれたのだそうです。

若い才能ある演奏家に囲まれて、どの子達も本当にのびのびと、
素晴らしい演奏をしてくれ、本当に感動でした。

中には2週間前、毎コンの本選に出てきたばかり・・・と言う子もいたりして・・・

先月、桐朋のK先生とお話いているときに、
「最近音楽的水準の地域格差って本当になくなったよね。」
とおっしゃっていたけれど・・・

本当にそう思います。

と言うよりも、どんな田舎(失礼・・・)であろうと、良い指導者がいるところには、
よい演奏者がいる・・・と言うことを、今回しみじみ感じました。

で、ショックなことが1つ・・・

次の日は、米子の駅まで現地の先生に車で送ってもらったのでが、
その車の中での会話・・・

私「どうも大勢の人の前で話をするって苦手なんですよね」
その先生「そーなんですか~?
でも他のお2人より、先生の講評3倍くらい長かったですよー」
私「え~?そんなぁ~・・・」
先生「いえいえ、3回とも相当長かったですよ~・・・」

ガーーーン・・・
全然自覚なし・・・

あまりに感激して、しゃべくりまくっちゃったのかしら・・・

でも全く覚えがないなんて・・・

ご飯食べたあと「食べてないぞー」って言う
ボケ老人と同じ現象か・・・これ・・・・(-_-;)

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