音を磨く

2007.8.11

2日間の中国Ⅱの本選
無事に終わりました。

1日目は、舞台袖で
アナウンスのお手伝いでした。

「○番」とアナウンスするだけなのですが、
間違って違う番号を言ってしまわないように
とても緊張しました。
何度も何度も確認したり・・・

何とか1人の間違いもなく完了・・・
ただ「注意事項」のアナウンスは
カミまくってしまいました。
きゃ~、申し訳ない・・・

「アナウンス教室」に通おうかしら・・・(笑)

舞台袖ですので
演奏している姿は見えないけれど、
音だけはしっかり聴く、という貴重な体験ができました。

耳を澄ませて聴いていると、
実に様々なことを感じました。

同じホール、同じピアノで同じ曲を弾いても
実に多様な音色、演奏があるものです。

特に音に関しては・・・

1人、驚くほど素晴らしい音色で演奏される方が
おられました。

第一音から「え?この音何?」と思いました。

一粒一粒が真珠の粒のよう・・・
それでいて、非常に滑らかで美しい・・・

小学生で、何でこんな音が出せるんだろう・・・
う~~ん・・・
頭を抱え込んでしまいました。

脱力、各指の支え、正しい奏法、確かなタッチコントロール・・・
ううん、それだけじゃないぞ。

この人が今まで生きてきた中で、
たくさんの素晴らしい演奏に触れ、
それらの演奏、音に憧れを持ち
絶えずそういう音を求めながら練習してきたから?

そういうことなんだろうか・・・

美しい音に憧れる、
美しいものに憧れる、
そして、自分の演奏の質を高める努力・・・

うまく言えないのですが、
きっとそう言う気持ちの積み重ねが
このはっとさせるような音を生んだ、と思うのです。

で、うちの生徒たちも、
皆よく頑張りました。

賞に手が届いた子、惜しくも逃した子
結果は様々でしたが、
本選に向けての練習の中で、
大きな力を付けていってくれました。

これからの課題は・・・
もちろんたくさんの曲に挑戦することも大事だけど
演奏の質を高めること、
自分の持つ音を磨くこと・・・
彼女の演奏のおかげで、
大きな新たな目標も見つかりました。

より高いものに向かって
一歩一歩歩いていって欲しいと願っています。

で、これにてピティナ本選は終わりましたが・・・

あさっては
フッペル平和記念 鳥栖ピアノコンクール広島予選です。

これは、出征前の兵士が奏でた「月光の曲」にまつわる
平和を祈願したコンクールで
九州の鳥栖市が毎年開催、
今年初めて平和つながりの広島市で予選を行うことになったものです。

うちの教室からも、小2のSちゃんが参加します。

そして再来週にはピティナの全国決勝大会、
ユースコンクールの本選と続きます。

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